塩の道を平岩の大網橋から山口まで歩いた。天気は曇りのち晴れであった。峠越えの山道なので登山靴とした。
大網橋よりルートに入り大網の集落までは順調であった。大網諏訪神社で休憩した。このあと当然道は神社の前を通っていると解釈し右手へ進んだ。しかしいけどもいけども六地蔵にたどり着かない。そのうち車道に出てしまった。よくよく地図をみると塩の道は神社前で左に90度ターンしているのであった。戻って現地を見ると標識も道路の上の記載もあるではないか。神社休憩に気を取られ見落としたのであった。ロスタイム52分であった。
急斜面を降り横川の吊橋にて渓谷を渡った。今度は急斜面を500mほど登る。急斜面は荒れている所もある。かなり汗をかいた。何も考えず坂を登り、さながら牛になったようであった。何も考えないと言っても「牛はよく登ったものだ馬だと登れない」などと思った。茶屋跡、屋敷跡と続く。往時はにぎわったであろう地名であるが現在は寂しい限りだ。
峠近くで向こうからくるトレールランナー3人に出会った。朝9時に糸魚川を出発したというから速い。我々が出発した平岩まで行くという。
大網峠に到着して標識をみると「おあみとうげ」とある。「おおあみ」と読んでいたが現地では「おあみ」というようだ。最も早口で言ったらあまり差はない。
山口への下りでは日本海が時々見え爽快であった。道は角間池、白池、一本杉と景勝地を通る。角間池の湖畔には小さな建物があり標識にトイレと記されている。しかし休憩室があるだけでトイレはない。なぜかは不明だ。白池には休憩所、トイレとも完備している。
快適な道を下っていくと、ほどなく山口の塩の道温泉に到着した。ここに宿泊、翌日、糸魚川の終点をめざす。
【記録】2020年10月15日
6:11 品川発 上野東京ライン
6:28 東京駅発 はくたか551号
9:29 大糸線 平岩駅着
9:40 大網橋 塩の道トレース開始
10:30 大網諏訪神社(12分休憩)
11:34 道を間違え神社に戻る(ロスタイム52分)
11:42 芝原六地蔵
12:05 横川の吊橋
12:32 牛の水飲み場
12:55 菊の花地蔵
13:04 茶屋跡 (6分休憩)
13:25 屋敷跡
13:50 大網峠(おあみとうげ)
14:04 角間池(15分休憩)トイレなし
14:50 白池(8分休憩)
15:46 一本杉
16:30 歩荷茶屋・塩の道温泉・ホテルホワイトクリフ泊
所要 6時間50分(うち休憩・ロスタイム 93分)歩行距離 14.5km 2名