多摩川  笠取小屋(山梨県甲州市)〜多摩川源流〜水干(みずひ:奥源流)〜笠取山〜雁坂峠(山梨県山梨市)

多摩川遡行9回目。笠取小屋から多摩川源流まで歩いた。
笠取小屋を朝早く出発。ほどなく小さな分水嶺にでる。ここは多摩川富士川、荒川の分水嶺だという。6時過ぎ、多摩川源流に達した。
岩の間から水が出てきており段々小さい流れとなっている。遂に源流に至ったので率直にうれしい。記念としてペットボトルに水を汲む。少し呑んでみる。格別のおいしさだ。ここから道をすこし登ると水干(みずひ)に至る。神社が祭ってあり最初の一滴がここだという。確かに岩の奥に水がしたたり落ちている場所がある。源流よりも奥深い所なので奥源流といった所だろう。
これで源流と奥源流に至ったので完璧、と思った。さらには水干から富士山がきれいに見えているのであった。
多摩川遡行としてはこれで終わりだが、せっかくなので笠取山山頂と雁坂峠への縦走をすることにした。笠取山はピークが3つもあった。山頂がどれでも良いように3箇所で記念写真を取った。
雁坂峠までは快適な縦走コースであった。このコースは左手が山梨県、右が埼玉県の県境となっている。埼玉県側は高山樹木帯となっておりコケが美しく北八ヶ岳屋久島に近い景観であった。良いコースである。水晶山(2158m)に出た。ここが今回の最高地点であった。
雁坂峠(2082m)は日本三大峠だという。このあと山梨側に雁坂道を下ったがとてつもない急坂であった。確かに2000m級の峠はハンパではない。武田軍はここを越えて進軍したようだが、峠を越えるだけでもヘトヘトになると思った。雁坂道は旧秩父往還であるが道は荒れており人が少ない現状では廃道が心配だ。沢筋をひたすら下り、道の駅みとみに出てバスで山梨市駅に至った。



 小さな分水嶺 バックは笠取山



 分水嶺の説明



 水干方面、笠取山分岐 放置重機モニュメント



 多摩川源流



 水干(みずひ)奥源流



 水干(みずひ)奥源流


 水干より富士山



 笠取山 西山頂



 燕山〜古礼山


 燕山〜古礼山



 水晶山(2158m)



 水晶山〜雁坂峠




【記録】 2015年6月8日

 5:25 笠取小屋 発
 5:36 雁峠分岐
 5:40 小さな分水嶺
 6:06 多摩川源流
 6:20 水干(みずひ)奥源流 (12分休憩)
 6:42 水干尾根
 6:51 笠取山ピーク
 7:10 笠取山東山頂 
 7:29 笠取山西山頂
 8:07 雁峠分岐
 8:27 雁峠(がんとうげ)
 9:35 古礼山手前 (15分休憩)
10:07 古礼山分岐 (17分休憩)
11:05 水晶山(2158m) (9分休憩)
11:53 雁坂峠(2082m) (17分休憩)
14:58 林道出会い
16:10 道の駅みとみ
 
 所要 10時間 45分 (うち休憩70分)