今回は石川町駅からスタートした。中華街を抜けて山下公園に出た。中華街は全体としては賑わっていた。個々に見ると海員閣は維持、萬珍樓は火事があったようだが復興しており聘珍楼(へいちんろう)は閉店、源豊行は移転していた。移転した源豊行に行って聞いてみると大通りの店を二年前にたたみ少し離れたこの支店に集約したと言う。山下公園は見どころがたくさんあった。グエル公園のような水路、見事な花壇、サンディエゴ市から寄贈された女神像、赤い靴を履いた少女像、インドから贈られた水盆であった。大さん橋~象の鼻~赤レンガ倉庫と海岸線を進んだ。海上保安庁資料館があり北朝鮮の工作船が展示されていた。船の中に小型船とゴムボートを収容できる構造だ。密輸をしていたという。船には二連機銃や機関銃、はてはロケットランチャーや無反動砲もあった。これらは軍隊装備そのものである。工作船は停戦命令を無視して攻撃してきたので海保は反撃した。自爆して沈んだので引き揚げ展示となった。実物は大きくまた強力なエンジンを持っており速度が出るようであった。戦闘で海保の3人がけがをしたと言う。
隣のハンマーヘッドではクルミッコの製造工程を見学した。手がかかる工程だと思った。これでは生産量に限りがありすぐ売り切れとなるはずである。今日もくるみっこは売り切れであった。自動化できないかと思うが、逆に手仕事で限定量生産なので価値があるという事かもしれない。
みなとみらい公園から橋を渡り中央卸市場に出た。ここでコットンみらいロードとかかれた小道を発見、これをたどる事でコットンハーバーに出ることができた。コットンハーバーは陸の孤島のようなところだと思っていたが少し改善されたようだ。
神奈川新町付近から新子安まで運河沿いを進んだ。運河に小屋のような建物がせりだして作ってある。ほとんどが駐車場にしているようだ。歴史的な経緯があるようだがめずらしい地帯である。
新子安に出た。自分は以前、ここに通勤していたので懐かしい所である。大和荘や中華料理の幸楽菜館はなくなっていた。大判焼きの菊屋、居酒屋きしや、古川病院、マクドナルドは残っていた。入江地区のJVCKWテクノウイングは残っていたが入江第一ビルはなくなり(注)、労働会館は京急バスの労働会館になっていた。第一京浜沿いはたくさんマンションができていた。キリンビール前から旧東海道に入り鶴見線国道駅に着いた。この駅は時間が止まったような駅で昭和がそのまま残っており感激した。ここまでにして電車に乗る事にした。
(注:調べたらJVCケンウッドは入江第一ビル跡地に2024年新ビルを建て全社を集約する。八王子の土地は売却する予定)
【記録】2023年3月16日
9:43 品川駅
10:10 石川町駅 発
11:15 山下公園
11:30 氷川丸前(休憩10分)
11:52 女神像(サンディエゴ市から寄贈)
14:30 コットン ハーバー星野町公園(休憩10分)
16:15 生麦事件碑 (キリンビール前)
16:42 鶴見線国道駅 着
所要 6時間32分(うち休憩30分)歩行距離 14.8km 2名