『あなたに金持ちになってほしい』

金持ち父さんのロバートキヨサキ氏とトランプ氏の共著『あなたに金持ちになってほしい』(2008年)を速読した。
「お金をもらえるのはあたりまえの感覚、加えて中間層が減り金持ちと貧困層に二極分化しつつある事。これらは問題だ、そこで読者には金持ちになって欲しいからこの本を書いた」という筋立てになっている。若いころトランプ氏は映画に進むか不動産に進むか迷ったらしいが不動産を選択したという。ロバートキヨサキ氏の他の本同様、少々厚い本だがトランプ氏の世界観を知る上で興味深い。
本の中に「米国は膨大な債務をかかえている」という記述がある。これがリアルエステイト感覚だ。庶民感覚からは膨大すぎて実感がわかない金額だ。米国の倒産はないにしても知らないですむ話ではない。米国の債務は日本や中国が引き受けている。