「脱石油文明」の時代となる

文明の変遷を整理してみた。石炭文明が産業革命の頃からだとすると18世紀中ごろからイギリスで起こり蒸気機関の発明などがあった。約150年続いた。
石油文明は1901年テキサス州バーモント市スピンドルトップ・ルスカ1号からで2000年までとみると約100年続いた。
石油文明がいつまでかは、はっきりわかる訳ではない。「現代石油文明の次はどんな文明か」田村八洲夫氏(2013)によると石油文明衰退は2020年ごろから顕著となるという。
その先は石炭と天然ガスでしばらくしのぐ。しかしそれらも枯渇していくので低エネルギー社会への転換を進める事になる。ここで参考となるのは江戸時代である。
今から「脱石油文明」にむけて準備するしかない。石油が高騰するだけではなくついには供給されなくなるのである。乗用車は電気自動車にすれば良いが、トラック、船舶、航空機はそうはいかないのが課題だ。