福島第一原発4号機の教訓

福島第一原発4号機から燃料棒搬出が始まった。1500本あまりあるという。工事の無事を祈るばかりだ。グーグルアースで現地を見てみた。手前から1号機、2号機、3号機、4号機と並んでいる。1号機は仮設の建屋がかけてある。2号機建屋は形を保っている。3号機はプルサーマル*運転炉で危険度は別格、巨大爆発を起こし建屋は粉々だ。

さて4号機だが当時定期点検中で稼動していなかったと発表されている。しかし建屋は粉々でひどい状況だ。4号機も爆発したという。

稼動していなかった4号機が爆発したということは「再稼動していなくても原発は危険」ということではないのか。総理官邸集会では「再稼動反対」を叫ぶ。自分も声をあわせていたが、実際は稼動しているかいないかは大した違いではなく、そこに大量の燃料棒があること自体が、危険なのではないだろうか。


注:プルサーマルとはプルトニウムリサイクル運転のこと。核廃棄物の減量を目的としている。


注:4号機がなぜ爆発したかについては東電発表が不十分なので「未使用燃料棒」とか「もうひとつ燃料プールがあった」など色々な話がとびかっている。経済産業省や報道各社の出番だと思うが機能していないようだ。




 福島第一原発 手前から1号機〜4号機