旧東海道ウオーキング三回目 鶴見市場〜保土ヶ谷

江戸〜京都旧東海道ウオーキング三回目を行った。今回は前回の到着点であった鶴見市場 熊野神社前からスタートした。前回熊野神社は寂しい感じだと思っていたが午前中に行ってみるとそうでもなかった。夕方で閉まっていると寂しく思うようだ。すぐに市場村一里塚に着いた。
一里塚は幕府が4km毎に作った塚でみちしるべだった。市場村一里塚は日本橋から5里目というから4km×5=20kmのところとなる。



   市場村 一里塚


   鶴見川にかかる鶴見橋 


   鶴見神社


この先は鶴見川にかかるアーチ状の鶴見橋を渡る。市街地に入ると右手に鶴見神社がみえる。富士山信仰の神社で奥に溶岩のような岩でできた富士塚がある。京急鶴見駅前で京急線のガードをくぐりBELL LORDという商店街を進む。少し先第一京浜を渡ると程なく鶴見線のガードが見えてくる。ここが有名な国道駅である。ガード下の右手が駅なので入ってみる。内部はアーチ状の天井でレトロモダンな雰囲気だ。少々暗いが時代を超越したデザインだ。駅は無人、スイカを自分でかざして入る。高架の上が駅なのでそこまでは階段をあがる。電車が来ると踏み切りなどないのにカンカン音が流れる。何でも電車接近を知らせるものなそうだ。



    鶴見線ガード


    鶴見線国道駅 内部


    鶴見線国道駅 改札口


    国道駅 料金案内板


更に進むと生麦事件の現場がありプレートがかけてある。少し行くと道念稲荷に至る。キリンビールの工場前からは第一京浜新子安へ進む。



    生麦 道念稲荷神社



   新子安駅前の第一京浜 高層ビルはオルト横浜


新子安は長年通勤した会社がある場所なので寄ってみる事にした。陸橋を渡って行ってみる。かつてVTR生産単独工場世界一といわれた大工場は完全に撤去され運送会社の巨大配送センターが建設中だ。諸行無常の感慨である。おもかげが残っているのは労働組合の小さい建物と少し離れた入江地区だけであった。
第一京浜国道に戻り子安へ。国道沿いで時々利用した中華調理店「幸楽」は建物すらみつからなかった。会社のクラブ「大和荘」は閉鎖となったようだが建物だけは残っていた。子安からは海沿いの裏通りを進む。海側はほとんどの家が運河まではみ出している。最近はなかなかみられないたくましい光景だ。



   子安 運河沿い 奥は新子安のマンション群


仲木戸駅前で中華料理店に入って驚いた。普通に定食を頼んだのだがすごい量だったのだ。仲木戸熊野神社はコマ犬が印象的だ。第一京浜から宮前台商店街に入り青木橋を経て台町へ至る。旧東横線の高島山トンネルは整備され人が通れるようになっている。しかし自分は東横線の電車でトンネルをぬけてひらける光景が好きだったので複雑な思いだ。

 


    仲木戸 熊野神社


    旧東横線 高島山トンネル 


台町は坂となっており旧東海道日本橋から来ると最初の坂だ。かつてはすばらしい海岸の風景が楽しめたようだが今となっては何も見えない。神奈川台の関門跡を通過し急な下り坂がありしばらく行くと松原商店街に出る。




   松原商店街 旧東海道は商店街となる


松原は活気あふれる下町商店街で東南アジアのバザールのようでもある。価格はすこぶる安い。旧東海道にはこんな地帯があったのだ。
さて橘樹神社を右に相鉄線天王町駅をぬけた所で環状1号に合流する。環状1号をひたすら進むとめざす保土ヶ谷駅に至る。今日の終着点だ。



  天王町駅前公園 旧帷子橋(かたびらばし)


保土ヶ谷駅から横須賀線で帰ってきた。


【記録】
10:28 鶴見市場 熊野神社スタート
10:36 市場村一里塚
11:10 京急鶴見駅
11:56 生麦 道念稲荷
13:46 仲木戸中華料理店入る
14:17 中華料理店出発 
15:07 神奈川台の関門跡
16:10 天王町 橘樹神社
16:33 保土ヶ谷駅 着 
  所要合計 6時間(うち休憩30分) 歩行距離 15.5km