災害支援ボランティアへの参加方法

大震災ボランティアを希望するがどうしたらいいかわからない人も多いだろう。私自身もそうでいくら調べても受入態勢がわかりにくかったのだ。更にマスコミは「宿泊場所のないボランティアは自粛するように」と報道している始末だった。
以下は釜石市の場合のボランティア情報です。(2011.4.10現在)

【名称】釜石市災害支援ボランティアセンター
【場所】岩手県釜石市鈴子町15-2 :釜石駅のすぐそば、白い三角形「シープラザ遊」のとなりがプレハブ受付です。
【電話】電話は4回線あるのだが「被災者優先なのでブログで公開しないでくれ」とのことです。
【運営】釜石市社会福祉協議会



 震災ボランティア プレハブ受付


では実際の状況です。
車で行った場合プレハブ受付の横が仮駐車場になっており、ここに置く事ができる(無料)。朝の8時30分〜9時ころ行く。プレハブ受付で列に並ぶ。自分の順番がきたら初めてか二度目以降かを言い名簿に名前と住所を書く。初めてだとボランティア保険加入カードを作る(無料)。ボランティアステッカーをくれるので名前を書き腕か胸に貼り付ける。このあといよいよマッチングと言って自分の仕事をわりふってもらう。求人ボードの前におねえさんがいて「何人ですか、仕事はこれこれです」と言うから素直に従う。
私の場合、一日目は食糧倉庫の搬入仕分け、米の小分け、被災者への支給、二日目は燃料倉庫の搬入仕分けだったが行ってみたら、衣類雑貨倉庫の搬入仕分けだった。仕事は原則9時〜16時となっている。現場に行けば慣れたボランティアがいてこうやるんだと教えてくれるから大丈夫だ。昼になると「シープラザ遊」わきの仮設テントにカップ麺やパン、お茶が置いてあり食べていい事になっている。他の仕事場のボランティアと話をしたければここでできる。
16時ころプレハブ受付に戻りボランティアステッカーを返却して終了。



  食糧倉庫への搬入



  食糧倉庫 仕分け図



  お米9合小分け作業



シープラザ地下一階駐車場 倉庫仕分け


【宿泊】宿泊は自分で確保するが原則。自転車で来て仮駐車場に隣接した公園芝生にテントを張っているボランティアがいた。公園は赤十字自衛隊のテントもあるがまだ場所は残されている。ただし正式にお役人にテント許可を聞いたりはしないほうがいいだろう。ここが阪神大震災との違いでボランティアテント村はまだないということになっている。他には遠野にある道の駅で車中泊とする手もあるだろう。



  釜石 シープラザとなりの公園


【感想】ボランティアは聞いてみると市内の人も多いが、鹿児島、川崎、立川、三鷹、盛岡とさまざまで、テキサスからというアメリカの若者もいた。ボランティアは必要とされている。自粛などする事はない。可能ならどんどん参加しよう。


中島みゆき-ヘッドライト・テールライトを聞いて元気を出そう
http://www.youtube.com/watch?v=HKdtL_LkvMs&feature=related