「コンテナ物語」

マルク・レビンソン著「コンテナ物語」を図書館から借りて読んでみた。とても厚い本なので最初と最後以外は飛ばし読みとなったが興味深い本であった。


米国で生まれたコンテナであったが当初は日陰の存在であった。ベトナム戦争兵站で活躍した。その後、国際物流の革命的インフラとなった。
誰もコンテナの未来を予測する事ができなかった。ニューヨーク港やサンフランシスコ港はコンテナを見誤り没落した。保護政策や補助金は無駄になった。中国、韓国、ドバイ、シンガポールはインフラ投資を行って成功した。


色々書かれているが、印象深いのは次の点であった。
①技術革新の未来をだれも予測できなかった事
②地道に進化をとげてきた事
③保護や補助金は一見良いようにみえるが業界体質を弱くする事
④大規模物流~ジャストインタイム(JIT)~サプライチェーンは進化を続けている事