都市の秘境は「住宅付置義務」

昨日は不動産屋さんへ打合せに行ったが着いてもしばらくは体が熱くヘロヘロであった。さて話をしていたら「オフィスビルの上階にひっそり居住エリアがある」が何だったのかわかってきた。これはおそらく区の条例で決められている「住宅付置義務」だというのだ。人口減少に悩んだ区が少しでも歯止めをかけようと作ったものだという。他の条例としては屋上緑化千代田区ワンルーム禁止があるようだ。建築許可を得るためには従わなければいけない。


帰って調べてみると港区の「港区開発事業に係る定住促進指導要綱」がみつかった。その第9条は「開発事業者は延べ面積が3,000m2以上の建築物に係る開発事業を行おうとする場合は、延べ面積に対して、10パーセントの割合に相当する面積を良質な住宅・生活に便利な施設(以下「生活利便施設等」という。)として位置するよう努めなければならない。」とある。簡単に言うと10階建の場合、ワンフロア分は住宅にあてること、というわけだ。

【参考:港区 付置住宅要綱】  http://www.city.minato.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/ag10407451.html