不動産の相続登記

不動産の相続登記を行った。以前、マンションの抵当権抹消登記を自分でやり割合簡単だったので今回もやってみることにした。ところが簡単ではなかったのである。
まず相続だから遺産分割協議書が必要となる。雛形がネットから入手できるので形式は問題ないが、相続人どうしで話がついている必要がある。もめてしまったら後悔する箇所なのでもめない事を最優先にした。
平等に分割してだれからも文句がでそうもない案を用意した。更に万一文句が出てもどれかになるよう別の案も用意する。こうして一年かかったが幸いもめずに了解が得られた。

さて管轄の法務局に聞くと書類を用意すれば郵送でも受け付けると言う。そこで印鑑登録、戸籍謄本、住民票を集めた。ここまではいいが亡くなった人の除籍謄本がやっかいだった。
隠し子がいないか確認するためだが除籍謄本を生まれたときまでさかのぼる。4通は実家の妹に取ってもらったがまだある。住所と本籍が違う場合があり紛らわしい。人にもよろうが自分の親の場合何度も転籍しており私が知らないところに本籍があったりで集めた謄本は計7通であった。
ともかく自分達以外には子はいない、と明記して提出した。戸籍が複雑な人は生前に履歴を書いてもらうか聞いておくほうが賢明だ。
登記申請書と相続関係説明図(簡素な系図)は法務局のHPから雛形をダウンロードしそれを書き直して作った。ということで独力でできたかといえばできたがかなり面倒だったと思う。知らなかった昔の事がわかったのは副産物で遠い親戚という人とのつながりがわかったりした。