津波高さと湾口防波堤

港湾空港技術研究所によると津波高さは大槌町12.6m、釜石市8.8m、陸前高田市15m、南三陸町15.9mであったという。釜石は世界一の湾口防波堤が津波で破壊されてしまった。
ここで気になるのは湾口防波堤は無駄であったのか、それとも壊れはしたが津波を弱めてくれたのか?
今後の調査検討を待つしかないが「巨大な津波だったが湾口防波堤が身を挺してくれたために8.8mだった」と思いたいのが心情だ。

いづれにしても津波防災計画はその根本思想を変える必要があるだろう。
下記のHPから被災地の空中写真を見る事ができる。釜石市の写真を見ると破壊された湾口防波堤も一部見えている。
http://saigai.gsi.go.jp/h23taiheiyo-ok/photo/photo_dj/index.html




    津波後の釜石港湾口防波堤(右端)