「現代人のためのチベット死者の書」

輪廻転生検討のため「チベット死者の書」を久しぶりに読んでみた。ぶ厚い本なので途中は速読であった。
「現代人のためのチベット死者の書」は著者ロバート・サーマンによると題名が必ずしも適していないという。本来は「自然に解脱する書」「バルド・ソドル」が妥当だという。確かに読んでみると 死をむかえるにあたって「これから解脱する人、あるいは輪廻転生する人のための方法」を伝授する本であった。

教えでは第一にめざすべきは解脱であり、そうならない場合に輪廻転生となり、できるだけ良い子宮をみつけなさいとなる。実際チベットの最高権威ダライ・ラマは輪廻転生で指名される。ともかく解脱であれ輪廻転生であれ生命は死後も継続するという教えである。