楽園とはどんなところか

先日楽園とはどんなところかのヒントがみつかった。

運河べりをウオーキングしていると野良猫にえさをやるおばさん、カモメや鳩にえさをやるおじさんがいる。「生態系を乱すので禁止」の看板があるが彼らはエサをやる。なぜエサをやるのか。仮説だが子供が独立し世話をする対象がいなくなった。更に配偶者が死んだのかもしれない。ここで多くの人は犬や猫を飼うが、住宅事情で飼えない場合、外にえさやりを求める。エサをやると猫や鳥は喜んで食べるのでお世話の感覚が満たされる。

「人はお世話されるより、お世話して感謝されたい」少なくとも自分はそうだ。お世話が日常に組み込まれれば、そこが楽園である。
「お世話して感謝」の現実的なのは「仕事を受注して実施する」である。と考えると「楽園とは仕事」なのであった。
一般に「仕事は賃金を得るためがまんして行うもの」と教わる。しかし別の見方をすると仕事は楽園。なんとも地味な話になった。乙姫様がいるわけではない。