パナソニック  プラズマパネル撤退

パナソニックは2013年度末をめどにプラズマテレビ向けパネル生産を停止、尼崎工場を売却する方針で同事業から完全撤退するという。(日経2013.10.9)

プラズマは開発当初は次世代パネルの筆頭として期待されていた。しかし消費電力が大きく液晶との競争で苦戦を強いられていた。それにもかかわらずパナソニックは尼崎工場に5000億円以上の巨額投資をしたのであった。なぜ投資判断したのか謎だ。巨艦はすぐには方向を変えられないと言うことかもしれない。
自分の記憶では当時、パナソニック中村社長はブラックボックス戦略を強調していた。枚方で聞いた訓辞はすごい迫力だった。プラズマもブラックボックスのひとつだったと思われる。しかしいくらブラックボックス(外からはわからない独自のものづくり)だとしても液晶がより優れているので苦戦を強いられてしまった。