前田元検事証言 「この件は特捜部と小沢の全面戦争だ、と言われた」

陸山会」事件の東京地裁 第10回公判を各誌が伝えている。
産経新聞 12月16日)
前田元検事は「当時の捜査には問題があった」と東京地検特捜部の捜査を批判し、「小沢さんは無罪だと思う」と述べた。
 前田元検事は平成22年1月20日大阪地検特捜部からの応援として陸山会事件の捜査に参加。この際、主任検事から「この件は特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢を挙げられなければ、特捜部は負けだ」と言われたと証言した。
 また、4億円の土地原資がゼネコンからの裏献金だと見立てた捜査に対しては「見立て違いの妄想だった。現場は厭戦(えんせん)ムードだった」と述べ、「裏献金問題で小沢さんを立件したいのは特捜部長ら数人だった」と語った。
(読売新聞 12月17日)
石川被告の供述状況からみて、小沢被告との共謀の立証は困難とも思っていたといい、「私が裁判官なら小沢さんの無罪判決を書きます」と述べた。
(引用終り)

前田元検事の証言が本当だとすると見立て違いが許されていい訳はない。こんなことに税金を使っていいのだろうか?日本は法治国家なのだろうか。検察組織は見直しもの、更には検察を取り締まる検察が必要なのか。

一方特捜部長らはなぜ小沢さんを立件したかったのだろう?個人的な恨みがあったわけではないだろうから「全面戦争」と表現されたのは何なのか?特捜部にとどまらないが国家権力のふりかざしに歯止めはかかるのか?そこを解明しなければまた次の冤罪が生まれてしまう。