エジソンは発明を本業にした。

『起業家エジソン』後半をフォトリーディングした。エジソンの特長として「顧客から注文のないものは研究テーマにしない」があった。例外が蓄音機。発明してしまったが需要がないので10年間寝かせたのだそうだ。ぜいたくな話だ。
しかし商品化ではエジソンのフォノグラム社はシリンダ型だったのに対してヴィクター社、コロンビア社はディスク型で3社の競争になった。録音時間や芸術家の取り込みに秀でたヴィクター社、コロンビア社のディスク型が勝ち残った事実は現代にも通じる教訓だ。
ともあれエジソンは発明を本業にした。アメリ東海岸のマシン・ショップ文化の中で発明工場を発明した。決して金融資本には組しなかった。ものづくり文化のお手本だと思う。イノベーションのキムテック社にとってもお手本だ。