こよりや和紙

郷里の実家に3日間帰省し父の遺品かたづけを行った。寝室はベッドを分解して廃棄するなど割合単純作業だったが事務所は書類が多いので時間がかかり途中までだった。父は土地家屋の自営業者だったので個人経営の観点で見た場合、領収書の仕分けとか書類の整理のやりかたとか学ぶべき点がある。領収書は項目別に入り口をU字型に切り抜いた紙袋に入っていた。入れやすくとりやすい工夫だ。書類の整理は引き出し式のトレーが多用されていた。
昔は書類はカーボン紙を使い手書きだったのでカーボン紙が多数残っていた。またこよりを発見した。こよりは和紙で作った申請書をとじるのに使う細いひもだ。こよりは自分で細長く切った和紙を指先で丸めて作るのである。幼い頃立ち会って感心した記憶がある。和紙なのでホチキスと違ってさびることはなく耐久性が良い。
私の会社では和紙やこよりは引き継げないが書類の整理方法は引き継げると思う。