2月下旬となり暖かくなってきた。春が近い。
さて昨日歎異抄について学んでみた。ポイントは次の3点である。
①「世の中から捨てられない、ごりやく」をめざす (不捨の利益)
②「南無 阿弥陀仏」と唱えるだけで良い(念仏)
③ 自力で奮闘しなくても良い、阿弥陀仏におまかせする(他力本願)
ちなみに南無(ナム)はサンスクリット語で「私は帰依します」という意味でナモとも言うようだ。外国語なので直感が働かないが「おーい 阿弥陀仏 頼んだよ」みたいな乗りだろう。
③が特長で悟りのため厳しい修行をしなくても救われると親鸞は言っている。庶民は煩悩もたくさんあるし食べるため苦労も多く修行に明け暮れるわけにはいかない。ゆえに現実的な庶民救済策を示しているところが親鸞の良い所だと思う。