青梅街道の最大の難所、大菩薩峠越えを行った。ルートは①丹波山道②小菅道③牛の寝道の3つがある。このうち谷筋の平坦な道を使う小菅道を選択した。バスだと小菅村役場前からのスタートが考えられるが、我々が歩いたのは奥多摩湖までなので途中がぬけてしまう。そこで律儀に奥多摩湖から始めることにして深山橋からスタートした。
快晴で風はほとんどなく虫も多くない快適なウオーキングでスタートした。雄滝駐車場でランチして日向沢登山口から登山道になった。道はつづら折りの急坂であった。割とすぐに赤沢口との合流点があるはずだが、いくら進んでもない。気付かず通り過ぎたのか、とも思って進むと赤いリボンがある。これはルートだろうと進むと立派な橋があったので渡る。しかしその先は急坂で道は消えそうなぐらい荒れている。この辺でおかしいと思いスマホをみるとなんと小菅川の反対側にきている。これは間違ったようだ、何とかしなくてはと困惑する。「鉄則は引き返す」なので今来た道を引き返し間違った場所を発見しようと努めた。立派な橋の上流にはわさびの栽培跡があった。迷い道は農道だったのかも知れない。
ほとんど日向沢登山口近くまで戻って間違い箇所を発見した。T字路を右に進むところを左に進んでしまった。よくみると大菩薩方面とかかれたさびた看板があった。2時間以上さまよい必死で間違い箇所を探したこともありだいぶ疲れたが進むことにした。電話はつながらない。尾根近くまで出てやっと今夜泊まる小屋に電話した。おそくなるがヘッドライトがあると話した。
丹波山道との合流点・フルコンバに着いた頃には暗くなっていた。ここからはLEDライトで進んだ。今回持参のLEDライトを使うのは初めてだったが非常に明るく快適だった。11時間歩いているのでフラフラになって19時過ぎ大菩薩峠・介山荘に到着した。何とか無事に着いてほっとした。三日月と星々、塩山方面の夜景がきれいだった。
【記録】2022年10月1日
4:43 品川
5:16 新宿
7:30 奥多摩駅 西東京バス発
8:00 奥多摩湖・深山橋スタート
8:50 ほうれん坊の森 東屋(10分休憩)
10:05 小菅村役場(5分休憩)
12:05 雄滝駐車場(30分休憩 ランチ)
12:58 日向沢登山口スタート
13:10 道を間違う
15:36 引き返して登山道に復帰(2時間16分ロスタイム)
15:41 赤沢口との合流点
17:50 フルコンバ(5分休憩)
19:15 大菩薩峠・介山荘 着
所要 11時間15分 (うち休憩・ロスタイム 3時間20分) 距離 23.7km 2名