朝鮮の歴史 労働蔑視で職人の地位はものすごく低かった。

上野の国立博物館には各国の美術工芸品が展示されている。このうち中国は多彩な展示であるのに対して朝鮮は品薄に感じる。
これはなぜなのか疑問だったので朝鮮の歴史を少し調べてみた。大筋は以下である。
1000年中国の属国であった。李朝の悪政が続き崩壊寸前であった。身分制度があった。
人口の7%を占める両班(ヤンパン)が支配し奴隷が43%、残り50%は良人(普通人)であった。奴隷は物として扱われ売買された。
日韓併合は35年と短かったので両班の風習(労働蔑視、怠惰、事大主義、詐欺、約束を守らないなど)を改めきれなかった。
労働蔑視で職人の地位はものすごく低い。モノ作りの概念をなくし、労働する人は最下層の人であった。朝鮮が鎖国を解いて開国したとき、朝鮮半島には木材を筒状に組み立てる技術がなく、樽がなかったし水車、クルマもなかった、とある。これでは美術工芸品が育たないと思った。
あまり政治のことは語りたくないが、国家基盤である外国との条約を平気でやぶるのは両班の風習とみれば説明がつく。これは朝鮮の歴史的課題であり、歴史を都合よく書き換え条約を破るのは信用をなくす行為でしかない。