疲れと高齢化

山登りでは、くたくたに疲れたとしても少し体を安めれば必ず回復する。疲れが大きかったとしても数日もすれば回復する。
これは体験でわかっていることなので安心な事柄だ。

未知なのは高齢化。体力低下とボケがくるという。個人差はあるものの必ず訪れ回復するものではないから安心ではない。
そこで発想の転換が必要だ。つまり体力低下とボケは高齢者にとってある意味必要なことという考えだ。
体力低下は無理をしなくなる、という面では延命に寄与する。
また高齢者は親、兄弟、友人が亡くなる事が多い。この時、若者のような敏感な感性だとショックも大きい。
だから敏感でないほうが良いのである。体験も多いからちょっとしたことでオロオロするわけではない。
宮沢賢治がオロオロしたのは彼が若かったからで、もし高齢の宮沢賢治だったら、どんと構えていたのではないかと思う。