『日米合同委員会の研究』

『日米合同委員会の研究』吉田敏浩著(2016)を速読した。日米合同委員会とは米軍人と日本の官僚が隔週で開催している会議で日本側の参加者は百数十名におよぶ広範なものだという。内容は非公開。例として横田空域は米軍の支配下にあるが日本側の法的な位置づけはなく日米合同委員会で「事実上の問題として委任した」という扱いだという。
この例にあるように日本の法制にない事柄が米軍には認められており戦後この状態が続いてきたという。戦後すぐは致し方ないとして孫の代まで治外法権を続けるのはいかがなものかと思った。