ハイブリッドカー踊り場 ビデオカメラのメディアチェンジ

日産ノートe-POWER」が話題となっている。これまではトヨタハイブリッドカープリウス」が独走していたが風向きが変わるかもしれない。
何が起きているのか「シフト」をキーワードに考えてみる。

結論を先に書くと最終ゴールはEVなのでそれに寄せた日産ノートは良い選択となるだろう。
私見だが世界は石油文明から電気文明へシフトしつつある。自動車はエンジンからモーターへシフトする。従って未来の自動車は自動運転の電気自動車(EV)。今のところインフラ整備が追い付いていないがゴールがEVは明らかだ。
ここで現実と未来をつなぐ踊り場が必要となる。それがハイブリッドカーで航続距離不足をエンジン搭載することでカバーしている。さて日産ノートも踊り場のハイブリッドカーなのだが、発電専用エンジンとしているところがプリウスとの違いでEVに近い。制御がシンプルなので自動運転車に有利と思われる。踊り場の選択は重要だ。

この話、ビデオカメラのメディアシフトを思い出す。家庭用ビデオカメラが盛況だったころテープから半導体モリーへのシフトが予想されていた。メディアチェンジとも言う。しかし当時の半導体モリーは高価で容量も小さくすぐには使えなかった。そこで踊り場が考え出された。候補は二つ。8cmCDとハードディスクであった。ビクターでは開発は両方進めたが発売する時はハードディスク方式を選択した。エブリオである。ソニー松下日立は8cmCDを選択した。ここで踊り場の選択がわかれたのであった。その後ソニーはハードディスク方式を発売したのであった。