3Dプリンタ  45度のオーバーハング

3Dプリンタオーバーハングが苦手だ。樹脂を溶かして重ねていくので無理もないが、どのぐらいのオーバーハングに耐えられるか試作してみた。
3DCADで円柱の角をC面取して円錐を設計。内部も底面内側をC面取した。これで内面は45度のオーバーハングとなる。形はロートにそっくりだ。
これをサポートをつけずに3Dプリンタで成型した。結果は写真の通り。外観は美しく入れた覚えのないダイア状の模様まで入っている。
問題の内面45度のオーバーハングは成型できてはいるが、細い糸が10本ぐらい走っている。またよく見ると微細な凸部がある。糸はピンセットや手で簡単に除去できた。凸部はとれるものもあるが取れないものもある。
という訳で完璧を望むなら45度オーバーハングは無理だが、ざっと作るのであればOKであった。



 ロート状試作品 外観



 ロート状試作品 内部


【製作環境】zortrax M200 ABS黒 Layer0.09mm Supportなし