旧中山道ウオーキング 和田宿〜下諏訪宿

中山道を歩いた。
民宿では星がよく見えた。夏の大三角形と銀河が美しく、明け方はオリオン座やシリウスが輝いていた。カメラで星を記録しようとしたが自分のコンパクトデジカメでは長時間露光できなかった。20秒露光で良いから星座撮影モードをつけてほしいもの。
民宿の送迎車に前日到着点まで送ってもらった。他のお客も同様だがありがたいことだ。ということで和田宿鍛冶足バス停前からスタートした。
杉の屋前が最後の自販機ということなのでペットボトルのコーヒーを買った。一の橋を渡った先で古道との分かれ道となった。迷ったが古道を行く事にした。少し行くと林道はまっすぐ、古道は右に入る箇所があった。これをまちがってまっすぐ行ってしまい迷う人がいるという。快適なのぼりを進むと唐沢一里塚に出る。塚が二個、道の両側に形を留めており、これだけ忠実に残っているのは珍しい。
休み茶屋跡、接待茶屋、避難小屋を経て広原一里塚に出る。名前のごとくススキの原で快適な地帯だ。「東餅屋」というドライブインがあり力餅とコーヒーのセットでひと休みした。ここから和田峠までのゆるいのぼり坂は林が美しく非常に良い。12時ちょっと前に和田峠(古峠)に到達した。



     峠道の紅葉



  和田峠少し手前の美しい林と中山道



        和田峠


あとはひたすら下り坂となるが傾斜が急となり道も荒れてくる。途中からは車道の右側を進むが大型トラックがバンバンくるので快適ではない。しばらく進むと木落し坂に至る。御柱祭で男衆を乗せた大木を落とす坂だが、のぞいてみるとすごい急坂で落差もかなりある。改めて御柱祭はすごいものだと思う場所だった。こうして諏訪湖にむけて道をたどり下諏訪宿本陣前に至った。甲州街道との合流点を過ぎ諏訪大社秋宮で今日の無事を感謝した。御柱が立ててあった。2日間の歩きでクタクタであった。


  【記録】 2012年10月8日

7:02 和田宿鍛冶足バス停前 スタート
8:27 唐沢一里塚
9:04 休み茶屋跡(休憩3分)
9:33 接待茶屋 
10:22 避難小屋
10:35 広原一里塚
10:58 東餅屋ドライブイン(休憩30分)
11:58 和田峠
13:30 西餅屋茶屋跡(休憩13分)
15:43 木落とし坂
16:10 諏訪神社注連掛
17:05 下諏訪宿 本陣
17:20 甲州街道出合〜諏訪大社秋宮 
17:37 下諏訪駅前交差点

 所要時間 10時間35分(うち休憩138分) 歩行距離 24km