「民間賃貸住宅の借り上げによる応急仮設住宅」の紹介

釜石の実家では津波で被災した一家族を受け入れてきた。今回、話を持ってきた不動産屋さんが動いてくれて岩手県からの支援を受ける事になった。個人的な事柄なのでブログには書かないできたがこのようなスキームは人助けになるかもしれないと思うので紹介します。
支援というので県から津波災害の補助金がでると思っていた。
しかしそうではなく「民間賃貸住宅の借り上げによる応急仮設住宅の設置に係る賃貸住宅契約」という長い名前で、私(大家)と達増拓也岩手県知事との間で賃貸住宅契約を結び家賃は県から支払われる。入居する家族は光熱費を負担する。いわば仮設住宅の賃貸版といった趣旨なのでした。
通常の賃貸と少し違う点は①原則2年間と期間が定められている②できれば給湯、ガスコンロ、照明、カーテンをつけてくださいとなっている点です。②はすぐ生活できるようにとの配慮ですが完璧である必要はないようです。
家賃は個々の住宅規模と入居家族の人数に応じるようですが実家の場合は広めだったのと入居家族5人なので8万円台となりました。 


大畠国交相は30日の衆院東日本大震災復興特別委員会で、5月末までに仮設住宅3万戸を完成させる目標が達成できず、2万7200戸にとどまることを明らかにした。仮設住宅建設は苦労しているようです。


知り合いからも「仮設住宅の抽選に外れた、残念」といった声を聞きます。
ぜひ既存住宅で賃貸してもいいと考える人は岩手県に申し出て借り上げ制度を利用してほしいと思います。
(参考:岩手県庁 岩手県盛岡市内丸10-1 電話 019-651-3111 http://www.pref.iwate.jp/


 岩手県庁舎 盛岡市内丸