「建前と本音は両輪」

物事には建前と本音がある。形式と実際と言い換えても良い。建前と本音は両輪のようなもので両方あって機能している。どちらかが嘘だということではない。これをよく知ることが物事理解には必要だ。
例えば多くの会社は”社会貢献”をかかげている。これは嘘ではないが”収益”が本音でもある。
多くの学校は”人材育成”をかかげている。これは嘘ではないが”経営”が本音でもある。
都市計画反対運動があったとする。建前は”環境悪化反対”これは嘘ではないが”補償金増額”が本音でもあったりする。

これを延長すると色々と考えてしまう。

日本は建前は独立国だが、実際は他国の軍隊が駐留し日米地位協定がある。本音はちょっと違うのではないか、といった事だ。
「建前と本音は両輪」ではあるがあまりに乖離するのは避けたいものである。