「黒船襲来のようなもの」(三田誠広さん)と前評判があるアップル新型端末「iPad(アイパッド)」を銀座アップルストアで見てきた。お店に入ると人がごった返しておりどれが電子ブックかわからない。店員に電子ブックはどこにあるのかと聞いてみると「? アイパッドでしたらこちらでございます」と案内あり。どうも電子ブック=iPad(アイパッド)との位置づけではないようだ。
それはともかく手にとってみる。ちょっと重いような気がする。操作はタッチパネルで軽快にできる。bookのアイコンをクリックすると芥川竜之介の羅生門が表示された。前半は英訳版、後半は日本語版となっている。人差し指で液晶面をたぐるとページをめくることができる。この辺は良くできていて芸が細かくめくりを途中で止めることもできる。
字の大きさは妥当だったが高齢者はもっと拡大したいかもしれないと店員に聞いてみると「本体を縦に持つと大きくなります」という。それはわかっているのだ。もっと大きくする事はまだ組み込まれていないようだ。実際持った感覚としてはデザインがスマートなのはいいが指掛かりがないので不安な点でもあった。
まとめるとiPadは①携帯するには少々重い②スマートデザインが災いして持ちにくい③ページめくりはすばらしい のであった。