秋田の後、岩手の故郷に寄り帰ってきた。帰路は釜石線に乗車。釜石線は宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』のモデルとなった路線、単線で電化されていないので森の中を線路だけが走る田園風景だ。その足ヶ瀬駅と平倉駅の間を走行中列車が突然停車した。「ただいま鹿と接触しました」とアナウンスあり。見ると一匹の鹿が足を引きづりながら線路を歩いて行きそのあとを乗客風の人と乗務員が追いかけている。治療するつもりなのか?
しばらくすると人間二人は戻ってきて「安全が確認されましたので走行します」と列車は走りだした。鹿を追いかけたが行ってしまったので出発させたようだ。