乗鞍岳 剣ヶ峰(3026m)

乗鞍岳に行ってきた。もっとも楽に登れる3000m級の山と言われている。松本から松本電鉄~バス~シャトルバスと乗り継ぎ昼過ぎ畳平に着いた。標高は2700m。天気は快晴。足慣らしで近くのピークに登る。最初に25分ほどかけて魔王岳(2764m)に登る。空気が薄いためかすこしフラフラする。ここからの景色は素晴らしい。乗鞍の山々が見渡せ、遠く北アルプスもみえる。まだ時間余裕があるので大黒岳に行く事にする。途中で雷鳥に遭遇。しかも親子ずれで小さい雷鳥もいる。この季節なので色は茶色だ。よくぞこんな高山で生きていると思う。25分ほどで大黒岳山頂に着いた。この日は白雲荘に宿泊した。夜になると涼しいどころか寒い。小屋ではストーブを焚いている。深夜3時半ごろ外を見ると満点の星だ。白鳥座と銀河がくっきりみえている。降るような星を見るのは久しぶりであった。

朝は朝食をすませ剣ヶ峰(3026m)をめざそうと思うのだがあいにく霧がたちこめ風が強い。霧と風は収まりそうにないので出発した。霧と言うか雲の中にいる状態なのですぐ先もみえない。とても寒い 50分ほどで肩の小屋に着いた。コーヒーを頼んで天候の回復を待ったが回復しない。小屋には皇族が登頂した時の写真がかけてあり浩宮様かと思ったら上皇様であった。ウインドブレーカーの上に雨具を着て出発した。稜線に出ると更に風が強く雲の中にいるから寒い。しかも空気が薄いのですぐ息が切れる。何度も休み休みのぼりやっとの思いで剣ヶ峰山頂に着いた。10人ほどの人がいた。山頂には神社があったので祈願をした。帰路も霧と風はおさまらずほとんど景色はみえなかった。ひたすら雲の中を歩いたという日であった。畳平に着いてバスに乗ったら雨が降り出した。8月なのにとても寒い思いをしたあと新宿に着いたら灼熱のホームであった。こんなに暑いところだったのだ、と思った。

 

【記録】2022年8月2日~3日
8月2日
 7:00 新宿駅発 あずさ1号  
 9:38 松本駅  松本電鉄
10:40 新島々 
12:50 乗鞍山頂畳平
13:56 魔王岳入口
13:20 魔王岳(2764m)
15:15 日本一高いバス停・大黒岳登山口
15:40 大黒岳(2772m)
16:20 白雲荘 宿泊

8月3日
 7:10 白雲荘発  風と霧、とても寒い
 8:00 肩の小屋 コーヒー
10:00 剣ヶ峰山頂(3026m)
10:17 乗鞍岳上小屋前のベンチ 
11:20 肩の小屋(10分休憩)
12:30 畳平
13:05 畳平 シャトルバス発
16:30 松本発 あずさ46号
19:06 新宿
19:30 品川

 

白雲荘テラス

魔王岳登山口

魔王岳

大黒岳登山口より畳平

雷鳥

大黒岳山頂(2772m)

日本一標高が高いバス停

肩の小屋

剣ヶ峰頂上(3026m)

下山 肩の小屋が下に見える