白駒池~東天狗岳(2646m)

北八ヶ岳・白駒池からニュウを経由して東天狗岳まで行ってきた。風弱く快晴に恵まれた。白駒荘に前泊、朝食のあと池の湖畔から苔の森をニュウへ進んだ。ニュウからは富士山が見渡せた。

少々きつかったが何とか東天狗岳に登ることができた。東天狗岳からは赤岳、阿弥陀岳、硫黄岳といった八ヶ岳連峰の大展望であった。トンボがたくさん飛んでいた。昨年7月の赤岳登山ではアブがたくさんいて難儀であった。その時「トンボが出てくる季節になるとアブを退治してくれる」と知った。
天狗岳山頂でお弁当を食べていたら目の前でトンボがアブをつかまえ食べる現場を目撃した。退治話は本当だったのだと実感した。

天狗岳に北側から登るには、中山峠から尾根筋を直登するコースと黒百合ヒュッテから擂鉢池を回り込んで登るルートがある。どちらにしようか迷ったが黒百合ヒュッテでトイレ休憩する都合もあったので擂鉢池回り込みルートとした。しかし行ってみると大きな石がゴロゴロした地帯で石の間を上り下りしながら進む。歩きにくいこと極まりないのであった。地図には擂鉢池とあるが単なる窪地で池はみあたらない。まとめるとあるき難く時間がかかり、だからと言って池の景色があるわけでもないコースだとがわかった。当然のごとく帰路は直登コースを選択した。こちらはハイマツ帯で歩きやすく途中には苔地帯もあった。

次に白駒池に戻るため中山から高見石小屋を経由するコースを進んだ。しかし中山~高見石小屋では石が多く、下り45分と地図にはあるがとても無理で倍以上かかった。このコースはニュウ経由の道に比べ、石が多く高低差もあり良くないと思った。従って天狗岳からの帰路はニュウ経由の道を引き返したほうが良い。一般には周遊コースというと魅力的に感じるがそうでもない場合があると思った。

 

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ニュウの森 みごとな苔の森です

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ニュウより富士山

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ニュウより左:東天狗岳 右:西天狗岳

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ニュウより白駒池

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黒百合ヒュッテ到着  

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天狗岳へすりばち池周遊コースを進む

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すりばち池周遊コース 左:東天狗岳 右:西天狗岳

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天狗岳山頂より 左:赤岳 右:阿弥陀岳

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天狗岳山頂より西天狗岳

 

【記録】2020年8月16日

7:03 白駒荘発
7:12 白駒池分れ
7:25 白駒湿原
7:46 稲子湯分岐点
8:23 分岐点
8:36 鞍部分岐点
8:45 ニュウ(2352m)(15分休憩)
10:08 中山方面分岐点
10:09 見晴らし台
10:28 中山峠 ( 5分休憩)
10:39 黒百合ヒュッテ ( 6分休憩)
11:28 天狗の奥庭
12:40 分岐点
13:06 東天狗岳山頂(2646m)(38分休憩)
14:02 分岐点
14:52 中山峠
15:30 中山(2496m)
15:35 中山展望台 ( 8分休憩)
17:00 高見石小屋 (10分休憩)
17:44 白駒荘

所要 10時間41分 (うち休憩 82分) 3名 登頂は2名